Topaztan’s blog

映画やドラマの感想や考察をつづっています

平安時代

消された才女/才人、消された物語たち〜『光る君へ』レビュー〜

2024年大河ドラマ『光る君へ』が佳境ですね。31回以降まひろ(紫式部)は熱心に『源氏物語』を執筆し、宮中で人気になっていく様子が描かれました。その『源氏物語』執筆のきっかけであり対象読者として念頭に置かれている…とドラマ内で描写された一条天皇も、…

光る君へ 第15回まで レビュー

現在放映中の大河ドラマ『光る君へ』、視聴率は最近10%ほどながら、Xなどを見る限り視聴している人は平安時代好きを中心に好評なようです。考証の倉本一宏先生も、ドラマのような紫式部と道長の恋愛関係はあり得ません、でもドラマはドラマとしてお楽しみく…

光る君へ 第一話感想 〜 平安時代の社会・経済をわかりやすく描く〜

面白かったです!!! サクサクとスピーディーな展開、一つ一つ意味を持たせたセリフや描写の積み重ねなど、脚本家の手腕の手堅さを味わう45分間でした。皆が言うように、雀の子を犬君が逃がしつるの元ネタ的なのも入っており、源氏物語ファンへの目配せも怠…