2/3(土)森ノ宮ピロティホールで上演された『Odessa』(三谷幸喜脚本)を観に行った。客席は大盛況で、よく笑いも起こっていた。 私は最後列で観ていてオペラグラスも忘れてしまったため表情がほとんどわからなかったが、セリフまわしや演出で充分理解できたし…
(『意匠図案の栞』6(秋田県内務部、明治36.)国立国会図書館デジタルコレクションより ) 第二話も引き続き面白かったです! 平安時代のイントロダクションも引き続き行いつつ、登場人物のキャラ立てを行っていきそれを今後の展開に結びつけるという、隙のない…
面白かったです!!! サクサクとスピーディーな展開、一つ一つ意味を持たせたセリフや描写の積み重ねなど、脚本家の手腕の手堅さを味わう45分間でした。皆が言うように、雀の子を犬君が逃がしつるの元ネタ的なのも入っており、源氏物語ファンへの目配せも怠…
今年10月に、念願の実朝様の五輪塔(寿福寺)にお参りしてきました!その様子をレポしたいと思います。 1.寿福寺と実朝 2.寿福寺への道 3.いよいよ寿福寺へ 1.寿福寺と実朝 実朝・政子の五輪塔があることで有名な寿福寺は、源義朝の旧邸があった土地に建て…
(大聖山金剛寺の実朝像(当記事の写真は筆者撮影)) 2023年11月23日(木)、秦野市で開催された実朝まつりに行ってきました!諸事情あって一部分しか参加できませんでしたが、とても楽しかったです。 1.実朝まつり概要 2.実朝まつり紀行 1)秦野駅から 2)大聖山…
サマリー: ヘムズワースはダークワールド公開後しばらくしてから、ダークワールド含めそれまでのソー出演作品、特にダークワールドへの批判を口にするようになり、ファイギに死にかけている気分であるとか手錠をかけられている気分と伝え、ソーの方向性に大…
実朝没後七百年祭は、歌舞伎の世界でも行われ、少なくとも3箇所、2演目で実朝を題材にした歌舞伎が上演されました。 ◉大正8年4月 場所: 明治座 <演目> 実朝公七百年祭記念狂言山崎紫紅『実朝公』(新作) 鎌倉八幡宮の場 <配役> 源実朝 升三 ほか ・当時の…
この映画を観ながら、これは私のことだ、とずっと思い続けていました。歴史上の人物にのめり込み調査する一般人として、また自分の趣味に没頭することのハードルが高い「主婦」として。 物語は、息子の観劇教室に付き合ったフィリッパ・ラングレーが、その演…
源実朝は、1898年正岡子規の『歌よみに与ふる書』をはじめとする近代のアララギ派による称揚による注目以降、生誕や没後の節目ごとに記念の年として様々な催しが行われてきました。たとえば主だったものでは以下の年があります。 ・大正8年(1919年):没後七百…
『鎌倉殿の13人』の42回「夢のゆくえ」で、将軍源実朝が宋の工人陳和卿と面会し、その内容が以前実朝が見た夢に一致するという、吾妻鏡でも有名な逸話を元にしたシーンが描かれました。 <ドラマあらすじ> 1216年6月、源仲章が京から宋の国の匠、陳和卿を連…
源実朝を扱った文芸作品は、有名なものとしては太宰治『右大臣実朝』、小林秀雄『実朝』、吉本隆明『源実朝』などがあります。以前書いたブログでも書きましたが、戦前〜戦後しばらくは実朝が文学界に大きなプレゼンスがあった時期であり、今でも読み継がれ…
1.「国立国会図書館デジタルコレクション」は素晴らしいぞ 2.よく見えない〜善光寺に問い合わせ 3.図書館でそれっぽい本を調べてみる 4.写真集実物を入手・「みを」をパートナーに解読…そして急展開 5.改めてググったら…衝撃の真実 6.結論 1.「国立国…
林勇『少年 右大臣源実朝』(大同館書店、昭和6年)挿絵(国立国会図書館デジタルコレクションより) 前編のつづきです ※2023年5月25日に 16)官位について の項目を追加しました 3.ドラマと史料類との異動・考察 1) 時政との関係 2) 疱瘡 3) 和歌への傾倒 4) 結…
土岐善麿『源実朝 (青少年日本文学)』(至文堂、昭和19年) の挿絵 羽石光志 画 ※国立国会図書館デジタルコレクションより 源実朝は、近年著しく評価が変わってきた人物の1人です。たとえば実朝没後800年に編まれた、和歌研究者の渡部泰明氏編の『源実朝 虚実…
2022年の大河ドラマ『鎌倉殿の13』人では、美術の面でも大変興味深く観ました。衣装や小道具はもちろん、屏風や衝立などの室礼もとても印象的でした。その時代にふさわしい、雰囲気を盛り上げるというだけでなく、それを背負う登場人物の様子の描写にも大い…
※論をわかりやすくするためにドラマのキャプチャ画像を載せていましたが、本文章が著作権法上の例外事項である「批評」に当たらない可能性があることを考慮し、削除させて頂きました。2022/1/8 ※「夢のゆくえ」のところで「画面からは千世がはけて実朝と泰時…
今年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』を視聴中です。このドラマでは人物評価として真面目という言葉がどうもキーワードになっているようです。特にそれが現れたのが47回の「ある朝敵、ある演説」でした。 そこで北条政子が有名な演説をする時に、歴史的に伝わっ…
昨年からディズニープラスで配信されているドラマ『ロキ』について以前分析しましたが、このドラマでは大変興味深いことに、「ファシスト」という言葉が登場しました。 その言葉を発したのは「シルヴィ」という登場人物です。彼女はTVA(時間変異取締局)に、T…
『ソー: ラブ&サンダー』を7/10に観てきました。同じタイカ・ワイティティ監督が監督した前作『マイティー・ソー バトルロイヤル』(2017)も大好きだったので、どういう風になるか—特に予告編にあったジェーン版マイティ・ソーやヴァルキリーがソーと共に冒…
『スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム』を、1/7に鑑賞しました。その後吹替版も鑑賞しました。 本作は多くの人が述べているように、様々な要素が詰まったとても素晴らしい映画だと思いました。他のバースのスパイダーマン達との邂逅と励まし、親友たちとの…
『フリー・ガイ』(2021)をディズニー+で視聴しました。ネットではかなり評判よかったので、とても楽しみにしてました。 結論から言えば、私にはあまり「刺さらない」映画でした。かわりばえのしない毎日、何か少しでも名をあげることなど一回もなく、無名の…
12/29から配信され始めたセックス・アンド・ザ・シティの新章、第1話を観ました。 全体としては、昔のシリーズの焼き直しにはあまりなっておらず、年齢を重ねた女性たちの、いわば等身大の姿を描こうとした点は好感が持てるものでした。 たとえば諸事情あっ…
『エターナルズ』を初日に鑑賞してきました。まず、地理的にも時間的にも壮大なスケールの物語と、10人もの様々な個性を持つヒーローをよくまとめ上げて交通整理したなあという印象を持ちました。各ヒーローはしっかり描き分けられていてそれぞれに魅力があ…
『オーシャンズ8』(2018)を、Amazonプライムで先日やっと視聴しました。 本作は女性だけのオーシャンズチーム、しかもかっこよくてそれぞれ個性的なメンバーの痛快な活躍を描いたということで、上映当時たいへん熱狂的に迎えられました。自分のツイッターのT…
7/14に衝撃的な終わり方をしたMCUドラマシリーズ『ロキ』、皆さんはどうご覧になったでしょうか? 最終話はマルチバースの扉を開く展開、唐突な終わり方とシーズン2を予告する手法など、驚きの要素が満載でした。またシリーズを通して見ると、TVA職員メビウ…
1.初めに ディズニー+で配信されているドラマ『ロキ』をよく味わうために、今までのソーシリーズを見返しています。今までも何回も観てきましたが、改めて見直すとまた色々発見があります。 中でもそもそもの初めの『ソー』(邦題『マイティー・ソー』)(201…
1.はじめに…『ソー: ラグナロク』と『ロキ』の類似性 6/9からディズニープラスで配信されたマーベルのドラマ『ロキ』は、世界中で大変注目され、大人気となっています。彼は映画では2018年『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』において、これまでで最…
皆さんこんにちは、トパーズ2号です。 先日『キャプテン・アメリカ ザ・ファーストアベンジャー』(2011年公開)を改めて観ました。 実は私、本作は随分前にとびとびに観ただけだったので内容をあまり覚えておらず、色々新鮮な気持ちで鑑賞できました。とりわ…
こんにちは、トパーズ2号です。 こちらでは私が観た映画の感想や気づきを簡単に綴っていきたいと思います。MCUのファンでもありますので、それらへの感想が多くなるかもしれませんが、よろしくお願いいたします。 第一回目の今回は、『アベンジャーズ 』(201…